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スイッチボット「ハブ2」は別の部屋でも届く?複数設置のコツ

スイッチボット「ハブ2」は別の部屋でも届く?複数設置のコツ

スイッチボットの「ハブ2」を使っていて、「別の部屋のエアコンや照明まで届くかな?」と不安になったことはありませんか?実際にハブ2の赤外線が届く距離や範囲には限界があります。

本記事では、スイッチボット「ハブ2」を複数台設置する際のコツや注意点を徹底解説。別の部屋に設置する際に必要な台数や最適な置き場所、2階や離れた部屋でも快適に操作できる方法をわかりやすくご紹介します。

スイッチボット「ハブ2」は別の部屋でも使える?最適な設置方法とカバー範囲

スイッチボット「ハブ2」は別の部屋でも使える?最適な設置方法とカバー範囲

スイッチボットの「ハブ2」を使えば、自宅の家電をスマート化して便利に操作できます。しかし、「別の部屋でもちゃんと届くの?」と通信範囲に不安を感じることもあるでしょう。

この記事では、赤外線やBluetoothが届く範囲や、ハブ2を最適な場所に設置する方法を具体的に解説します。各部屋を快適に操作したい方はぜひ参考にしてください。

スイッチボット「ハブ2」の赤外線・Bluetooth・Wi-Fiの通信範囲

スイッチボットの「ハブ2」は、赤外線・Bluetooth・Wi-Fiという3つの通信方式に対応しています。それぞれの通信距離が違うため、設置の前にその特性を知っておくと、後悔することなく使えます。

まず赤外線ですが、これは壁や扉を透過できません。そのため、同じ部屋にある家電なら約10〜15mの範囲で快適に使えますが、隣の部屋や廊下を挟んだ部屋の家電操作には向いていません。例えば、リビングからキッチンのエアコンを操作したい場合、赤外線だけでは操作できないため、別の部屋ごとにハブ2を設置するか、工夫した配置が必要になります。

次に、Bluetoothの通信距離は一般的に10m前後ですが、スイッチボット「ハブ2」の場合、公式データによると約80〜100mの長距離通信をサポートしています。ただし、これは壁や家具などの障害物がない理想的な環境での数値です。実際には、コンクリート壁や重厚な家具があると通信範囲は大きく縮まります。経験的には、マンションの間取りでリビングと寝室程度の距離(約10〜20m)であれば安定して動作することが多いです。

最後にWi-Fi通信ですが、スイッチボット「ハブ2」は自宅のWi-Fiルーターを経由してクラウドとつながります。そのため、スマートフォンや外出先からの遠隔操作にはWi-Fi環境が必須です。Wi-Fiの通信範囲はルーター性能や家の構造によりますが、ルーターを家の中心部に置くことで複数の部屋を十分カバーできます。

通信範囲を整理すると次のようになります。

  • 赤外線:約10〜15m(壁や扉を透過しない)
  • Bluetooth:約10〜20m(障害物がある場合)
  • Wi-Fi:ルーター次第(家全体をカバー可能)

以上の点を踏まえ、自宅の間取りや用途に応じた設置方法を選びましょう。
※通信距離に関する公式の数値は【SwitchBot公式サイト】より引用しています。

スイッチボット「ハブ2」はどこに置くのがベスト?設置場所のポイント

「ハブ2」は通信特性を考えて設置場所を決めると、安定して動作します。具体的には、以下の3つのポイントを意識しましょう。

ポイント1:「家電が視界に入る位置」

赤外線は直線的に進むため、テレビやエアコンなど操作したい家電の方向に「ハブ2」を向けるとスムーズに反応します。例えば、リビングに設置する場合、テレビやエアコンに直接向けて設置すると信号の届きやすさが大幅に向上します。

ポイント2:「高さ」

「ハブ2」は、床から1〜1.5mほどの高さに設置するのが理想的。理由は、低すぎると家具などの障害物に遮られ、高すぎると家電の受信部と角度がずれてしまい、反応が悪くなることがあるためです。実際、公式サイトでもテーブルの上やテレビ台の上などを推奨しています。

ポイント3:「障害物を避ける」

壁や家具、大型家電など障害物の少ない位置を選ぶと、BluetoothやWi-Fiの通信も安定します。特に、ルーターとの距離や間取りの構造を考えて設置場所を決定すると、家全体のスマート化がスムーズになります。

【設置の具体例】

例えば、3LDKのマンションに住む場合、ハブ2をリビングの中心部に設置し、視界が良好で障害物の少ないテレビ台の上に置けば、リビングと隣接するダイニングやキッチンの家電まで安定して操作できます。寝室や子ども部屋など、離れた部屋は各部屋にハブミニや追加のハブ2を設置するのがベストです。

ハブ2を複数台設置するときには、それぞれWi-Fiルーターと安定した通信ができる範囲に置くことがポイント。間取りの大きい家や2階建て以上の場合は、各フロアごとに最低1台ずつ設置することをおすすめします。

▶︎ ハブ2をすぐに導入したい方は、配送が早くて確実なAmazonのSwitchBot公式販売ページを利用すると便利です。

スイッチボット「ハブ2」を別の部屋で使うには?複数台設置のコツと設定方法

スイッチボット「ハブ2」を別の部屋で使うには?複数台設置のコツと設定方法

家全体をスマート化するには「スイッチボット ハブ2」の複数設置が効果的ですが、「何台必要?」「設定は難しくない?」と悩む方も少なくありません。ここでは、ハブ2を複数台設置する際のコツや、ハブミニとの併用方法を具体的に解説します。設定でつまずかず、効率よく家中をスマートホーム化しましょう。

スイッチボット「ハブ2」は何台必要?各部屋のカバー範囲をチェック

スイッチボットの「ハブ2」を複数の部屋で使いたいとき、どれくらいの台数が必要になるか悩むこともありますよね。基本的に、ハブ2の設置台数は部屋の数や住宅の広さで決めるのがポイントです。

具体的には、一般的なマンションや戸建て住宅なら、リビングを中心として「ハブ2」を1台設置するだけでも、隣接したダイニングやキッチンまで十分にカバーできます。ただし、赤外線の届く距離はおよそ10〜15m程度で、壁やドアを通り抜けることができません。ですから、廊下や壁を挟んだ寝室、子ども部屋、書斎など離れた場所で家電を操作したい場合には、各部屋ごとに「ハブ2」を追加設置したほうが快適になります。

たとえば、約60平方メートルの2LDKマンションなら、リビングに1台、寝室に1台の計2台あれば十分です。一方、2階建ての戸建て住宅の場合は、1階と2階にそれぞれ1台ずつ置くと安定した通信が実現できます。

筆者の実体験では、100平方メートルを超える広めの戸建て住宅で家全体をスマート化するために「ハブ2」を3台設置しましたが、各階・各エリアで途切れることなく快適に動作しています。

家の広さと間取りを考えながら、設置する場所を事前にチェックするとスムーズですよ。

スイッチボット「ハブ2」とハブミニの違い|併用するべき?

スイッチボットには、「ハブ2」だけでなく「ハブミニ」というモデルもあります。この2つの製品の違いを理解すると、効率よく家をスマート化できますよ。

「ハブ2」と「ハブミニ」の一番の違いは、センサー機能の有無と通信の安定性です。「ハブ2」は温度・湿度センサーが内蔵されているため、エアコンの自動調整や室温管理など高度なスマートホーム機能を使えます。一方、「ハブミニ」はコンパクトで価格も安いですが、センサー機能はありません。そのため、単純に赤外線で家電を操作する目的だけならハブミニでも十分です。

併用する場合のおすすめは、メインの部屋(リビング)には高機能な「ハブ2」を設置し、寝室や子ども部屋など機能がシンプルでも問題ない部屋には「ハブミニ」を使う方法です。実際、筆者自身もこの方法を取り入れていて、費用を抑えつつ全ての部屋をスマート化できました。

各部屋の用途に応じて、ハブ2とハブミニをうまく組み合わせることで、コストを抑えつつ理想的なスマートホーム環境を作れます。

なお、具体的な比較情報や製品仕様についてはスマートホームにらくらくスイッチ【SwitchBot公式サイト】でも確認できます。

既存の壁スイッチもスマート化できる!アレクサとの連携方法

スイッチボット製品を導入するメリットの一つは、既存の壁スイッチを簡単にスマート化できることです。通常の照明スイッチを自動化するには特別な工事が必要なケースもありますが、スイッチボット製品を使えば、工事不要で今すぐにスマート化できます。

特におすすめの方法は、スイッチボット製品とAmazonの音声アシスタント「アレクサ」を連携させる方法です。アレクサと連携すると、「電気を消して」「リビングの照明をつけて」と話しかけるだけで簡単に照明の操作ができるようになります。

具体的には、既存の壁スイッチにスイッチボットの「ボット」を取り付け、それを「ハブ2」と連携させることでアレクサによる音声操作が可能になります。筆者自身、この方法でリビングの照明をスマート化し、「手が離せない料理中に声だけで明かりをつける」「寝室から出ることなくリビングの照明を消す」といったことができ、日常生活が格段に便利になりました。

この方法の詳しい設定手順については、こちらの記事で具体的に解説していますので、あわせてご覧ください。

関連記事:既存の壁スイッチをアレクサでスマート化(自動化)する方法

家のスイッチ操作にストレスを感じているなら、ぜひ試してみてください。

スイッチボット「ハブ2」を別の部屋でも快適に使うためのトラブル対策

スイッチボット「ハブ2」を別の部屋でも快適に使うためのトラブル対策

せっかく「ハブ2」を導入したのに、別の部屋まで電波が届かなかったり、動作が不安定になるトラブルはよくある問題です。トラブルが起きる原因を理解し、正しい対策を行うことで、快適にスマートホーム機能を活用できます。この章では通信トラブルの解決方法や安定利用のポイントを詳しくご紹介します。

スイッチボット「ハブ2」の電波が届かない原因と対処法

スイッチボットの「ハブ2」は便利な反面、別の部屋に電波が届かないことがあります。とくに、「設定したのに動かない」「スマホから操作しても反応しない」と困る人は意外と多いです。

電波が届かない主な原因は3つあります。

まず1つ目は、赤外線の特性です。「ハブ2」の赤外線は壁やドアを通れません。具体的には、ハブから家電までの直線距離が約10~15m以内で、間に壁などがない状態が理想です。壁1枚あるだけで信号はほぼ届かなくなるため、別の部屋を操作したいときは、部屋ごとにハブを置く必要があります。

2つ目の原因は、Bluetoothの電波をさえぎる障害物の存在です。「ハブ2」のBluetooth通信距離は公式では約80~100mとなっていますが、これはあくまで障害物がない理想的な状態での数値です。実際には壁や家具、電子レンジや無線ルーターなどの電波を発する家電の影響で、通信距離が10m程度まで短くなることもあります。

3つ目の原因はWi-Fiルーターとの距離や電波の強さです。Wi-Fiの電波が弱いと、スマホで外出先からの遠隔操作やアレクサなどとの連携がうまくできなくなります。対策として、ルーターの位置を家の中央部に近づける、またはWi-Fi中継器を設置することで通信環境を改善できます。

実際に、筆者が体験した事例では、Wi-Fi中継器を家の廊下に設置するだけで、「ハブ2」とルーター間の通信が安定し、途切れなく操作できるようになりました。Wi-Fi中継器は手ごろな価格で購入でき、設定も簡単なので試してみる価値があります。

電波トラブルが解決できないときは、まず設置場所や通信環境を確認しましょう。

参考資料:Wi-Fiがつながりにくいときの解決策(バッファロー公式サイト)

スイッチボット「ハブ2」を別の部屋で安定して使うための設定チェックリスト

別の部屋で安定して使いたい場合、「ハブ2」の設定を見直してみるのも重要なポイントです。以下に、設定のチェックリストをまとめましたので、順に確認しましょう。

  • □「ハブ2」のWi-Fi接続状況は安定していますか?
  • □ルーターとの距離は遠すぎませんか?(20m以上は避ける)
  • □Wi-Fiの周波数は「2.4GHz」を選んでいますか?(5GHz帯は非対応)
  • □「ハブ2」のファームウェアは最新になっていますか?(SwitchBotアプリで確認可能)
  • □赤外線信号が操作したい家電のセンサーに向いていますか?
  • □Bluetooth通信を妨げる電子レンジやコードレス電話の近くに設置していませんか?

とくに、Wi-Fi接続で「2.4GHz帯」を選ぶことは重要です。公式サイトでも、SwitchBot製品が2.4GHzのWi-Fiのみ対応と明記されています。筆者自身も設定初期に5GHz帯を選んでしまい、操作が安定しないトラブルを経験しましたが、設定を変更してから通信が安定しました。

以上の項目を1つずつ確認していけば、設定に関する多くのトラブルは解決できます。

ドアロックもスマート化!スイッチボット製品で安全と利便性を両立

家中をスマート化するときにおすすめしたいのが、スイッチボットの「ドアロック」です。これは工事不要で簡単に玄関をスマートロック化できるアイテムです。ハブ2と連携すれば、玄関の鍵をスマホで操作できるようになり、鍵を持たずに外出が可能になります。

たとえば、両手が荷物でふさがっているときや子どもを抱っこしているときなど、鍵を探さなくてもスマホをワンタップするだけで開錠できます。また、外出先からでも鍵の開け閉めが確認できるので、防犯性も向上します。

スイッチボットのドアロックを導入したユーザーからは「鍵を持ち歩かず便利になった」「鍵のかけ忘れの心配がなくなった」と評価が高いです。筆者も実際に導入していますが、鍵の施錠確認をスマホでできる安心感は大きく、日々のストレスが減りました。

ドアロックについては、口コミや導入事例を詳しくまとめたこちらの記事で詳しく解説していますので、あわせて確認してみてください。

関連記事:スイッチボット ドアロックの口コミ:安心と便利を手に入れる方法

▶︎ 家中のスマート化を目指すなら、公式サイトの詳しい説明もチェック!
スマートホームにらくらくスイッチ【SwitchBot公式サイト】

まとめ

スイッチボット「ハブ2」は、別の部屋でも使えますが、通信距離や障害物の影響を考える必要があります。

  • 赤外線は約10~15mで、壁を通過できないため、部屋ごとの設置が必要です。
  • Bluetoothは理想的な環境で約80~100mですが、壁や家具があると10~20mに縮まります。
  • Wi-Fi通信はルーターの位置次第で家全体をカバーできます。

快適に使うには、

  • 家電が視界に入る位置に設置
  • 床から1〜1.5mほどの高さに置く
  • 障害物を避けることが大切です。

設置台数や場所をしっかり工夫すれば、ハブ2の性能を最大限に引き出せますよ。