インターネットの利用がますます普及する中、自宅やオフィスでのネット環境を整えることが重要になってきました。その中でも、置き型WiFi(”ホームルーター”あるいは”置くだけWiFi”とも呼んだりします)は手軽に導入できるため、非常に人気があります。
しかし、数多くの製品があるため、どれを選べばよいか迷ってしまうこともあるでしょう。本記事では、置き型WiFiのおすすめ製品と選ぶ基準について詳しく解説します。
置き型WiFiを選ぶ基準
置き型WiFiを選ぶ基準に以下のことに気を付ける必要があります
- 通信速度
- 通信容量
- 月額使用料
この3つで概ね、どこの会社の置き型WiFiを選ぶかが決まりますので、まずは通信速度について解説していきます。
1. 通信速度
置き型WiFiと呼ばれるホームルーターは、電源プラグをコンセントに差し込むだけでインターネット環境が整うという優れものですが、大前提として覚えておかないといけないことがあります。
それは、置き型WiFiは光回線などのように有線を引き込んで使用するわけではなく、携帯電話と同じく電波塔から飛ばされる電波を拾って使用するものだということ。
例えば、NTT docomo が提供しているドコモ home 5Gであれば、契約時に置き型WiFiそのものに電話番号が割り当てられます。割り当てられた電話番号は実際に電話をかけたりするために使用するわけではなく、置き型WiFiが電波を使うためだけの番号です。なので覚えて置く必要もありません。
このように、電波塔から飛ばされてきた通信電波を拾ってインターネット環境を作るため、置き型WiFiでは広域に通信エリアが確保されている会社のものを選ぶ方が、通信速度も安定しやすいということになります。
実際に、あなたが持っている携帯電話・スマホも電波が良い場所や悪い場所があったりしますよね?その電波が良いとか悪いとかいう話は携帯電話会社によっても差が合ったりするでしょう。(ドコモ、ソフトバンク、au、楽天など)
これらの電波の良し悪しこそが、電波を飛ばしている基地局の所在地や数の違いによって現れていることになります。
つまり、置き型WiFiも使用する場所によっては、電波を良し悪しの影響を必ず受けるということです。
電波の種類
通信速度を大きく左右するのが電波の種類です。現在では、5Gと4G(LTE)の2種類の電波があります。それぞれの電波には以下の違いがあります。
5G | 通信速度が爆速 | 障害物に弱くすり抜けにくい |
4G | 通信速度が速い | 障害物に強くすり抜けやすい |
まずは、置き型WiFiを使用する予定の場所がどの携帯電話会社の電波を使う条件で5Gに対応しているのか、4Gなのかを調べておいた方がよいです。
置き型WiFiの広告で「5G対応で通信速度が速い!」とあっても、そもそも通信エリアが4Gにしか対応していなければ意味が無いということになりますし、5Gが使えるエリアだからといっても、周囲に高いビルがたくさんあったりすると通信速度が遅くなったりすることもあります。
2.通信容量
通信容量も置き型WiFiを選ぶ基準の1つです。多くは容量無制限で設定していますが、月々の通信容量に応じて料金プランを安く抑えている会社もあります。
動画やゲーム、テレビ電話を頻繁に利用したりする場合は容量無制限が良いでしょうし、そこまで通信量が多くないのであれば、容量容量が小さくて安いプランにするのも良いかもしれません。
3. 接続可能デバイス数
家族で利用する場合や複数のデバイスを接続する予定がある場合は、同時接続可能なデバイス数が多い製品を選ぶことが重要です。
4. 料金プラン
利用期間や使用頻度に応じて、料金プランを選ぶことも大切です。短期間の利用を考えている場合は、解約手数料が少ないプランや月額料金が安いプランを選びましょう。
長期間の利用になる見込みであるならば、すでに持っている携帯電話会社と統一しておくことで割引が使えたりポイントが貯まったりしやすいです。
おすすめの置き型WiFi【3選】
以下に、特におすすめの置き型WiFi製品を紹介します。
大手三大キャリア(ドコモ、ソフトバンク、au)がやはり通信エリアとしては広くて安定しやすいです。楽天もありますが、やはりまだ電波の弱さは否めないでしょう。
・ドコモ home 5G
・GMOとくとくBBから工事不要Wi-Fi新登場!【とくとくBBホームWi-Fi】
・データ容量なし!【SoftBank Air】
まとめ
置き型WiFiは、手軽にインターネット環境を構築できる便利なデバイスです。しかし、製品選びにはいくつかのポイントがあります。
本記事で紹介したおすすめ製品や選び方の基準を参考に、自分に合った置き型WiFiを見つけて、快適なインターネット生活を楽しんでください。