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古いエアコンでもOK!後付けで簡単に遠隔操作する方法

暑い夏や寒い冬、エアコンをリモコンで操作するのが面倒だと感じたことはありませんか?特に外出先から帰宅する際に、事前に自宅のエアコンをオンにしておきたいと思ったことは一度や二度ではないはずです。

そんな時に便利なのが、エアコンの遠隔操作機能です。でも、古いエアコンだから遠隔操作の機能なんてついていないよ・・・とお悩みの方でも大丈夫!

リモコン操作ができるエアコンなら簡単に遠隔操作をすることが可能です。

この記事では、エアコンに遠隔操作機能を後付けする方法について詳しくご紹介します。

遠隔操作を可能にするための製品

エアコンを遠隔操作するための製品としては、以下のようなスマートデバイスを利用するのが一般的です。

Nature Remo

Nature Remoは、エアコンやテレビなどの家電をスマートフォンで遠隔操作できる赤外線対応デバイスです。この製品の特徴は以下の通り。

  • 対応機種:ほとんどのエアコンに対応しています。
  • 接続方法:Wi-Fi経由でインターネットに接続します。
  • 専用アプリ:iPhoneおよびAndroidに対応した専用アプリで操作します。
  • 音声操作:Amazon AlexaやGoogle Assistantと連動し、音声で操作が可能です。
  • タイマー機能:曜日や時間を設定してエアコンのオンオフを自動で行えます。

スマートフォンを使って遠隔操作をするだけならば、このデバイスだけで目的は果たせます。もちろん、エアコンだけでなくリモコン操作ができる家電であればほぼ全て使えるので、扇風機やテレビ・照明もNature Remoが1つあればスマートフォンで操作できます。

Amazon Echoとの連携

スマートスピーカーと呼ばれているAmazon Echoを利用すれば、エアコンを含む家電を音声で操作することができます。Nature Remoだけだとスマートフォンでの操作はできますが、音声で操作したい場合はAmazon Echoなどのデバイスが必要になります。

例えば、「Alexa(アレクサ)、エアコンをつけて」と言うだけで、エアコンの電源がオンになります。逆に、Amazon Echoだけだと、エアコンに後付けで遠隔操作することはできなくて、Nature Remoのような赤外線対応デバイスが必要です。

最新モデルのエアコンだと、スマートスピーカー対応のものもありますので、その場合はNature Remoのような赤外線対応デバイスは不要になります。

遠隔操作の後付けの導入手順

では、具体的にエアコンの遠隔操作機能を後付けするための手順を説明します。

1. 製品の選定

まずは、遠隔操作に対応した赤外線対応デバイスを選定します。Nature RemoやSwitchBot Hub Miniなどが人気です。これらの製品は、インターネットを通じて家電を操作するための無線LANルーター(Wi-Fi環境)が必要です。

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2. 製品の購入

選定した製品を購入します。多くの製品はAmazonなどのオンラインストアで手に入ります。価格は製品によりますが、5000円から1万円程度です。

3. 設置と接続

購入した製品を自宅に設置します。設置場所は、エアコンの赤外線受信部が見える位置にします。

デバイスがリモコンの代わりに赤外線を出しますので、エアコンの操作がリモコンでできないような位置や距離の場所に置いてもダメです。例えば、1階のリビングのエアコンを操作したければ1階のリビングにデバイスを設置します。電源が必要になりますのでコンセントの近くを探しましょう。

次に、製品を無線LANルーター(Wi-Fi)に接続するために、専用のアプリをダウンロードします。

4. 専用アプリのダウンロード

スマートフォンに専用アプリをダウンロードします。ダウンロードするアプリは製品に付属の説明書にQRコードが用意されていることが多いので、iPhoneの場合はApp Store、Androidの場合はGoogle Playから入手します。

アプリをインストールしたら、デバイスの登録とWi-Fiの接続設定を行います。細かい操作方法はアプリを起動するとチュートリアルが始まりますので、その通りに進めれば問題ないでしょう。

5. 設定とテスト

アプリを使ってエアコンを登録し、動作確認を行います。デバイスにエアコンのリモコンを近づけてリモコンの適当なボタン(電源OFFのボタンなど)を押すだけで赤外線を感受して記憶してくれます。これで、スマホからエアコンを遠隔操作する準備が整いました。

スマートスピーカーとの連携方法

やっぱり音声でエアコンの操作もしたいとなると、スマートスピーカーも購入して設置する必要があります。

スマートスピーカーの設定も難しくはなく、スマートフォンにアプリをダウンロードしてから、購入したデバイスを電源に繋ぐだけ。

あとはアプリの指示に従ってデバイス(例えばNature Remo)をスマートスピーカーに繋ぐだけです。スマートスピーカーがNature Remoを認識してくれたら、音声でエアコンの操作が可能になります。

温度設定、タイマーも可能です。

他のスマート家電との連携

エアコンだけでなく、テレビや照明、カーテンなども遠隔操作できるようにすることで、家全体をスマートホームに変えることができます。例えば、外出先から照明をオンにしたり、テレビの電源をオフにすることも可能です。


まとめ

エアコンの遠隔操作を後付けする方法についてご紹介しました。Nature Remoのような製品を使うことで、簡単にエアコンをスマートフォンで操作できるようになり、外出先からのエアコン操作や、音声での操作によって生活が非常に便利になるでしょう。

スマート家電を活用することで、より便利で快適な生活が待っています。