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英語のビットコイン迷惑メールは100%詐欺です

英語のビットコイン迷惑メールは100%詐欺です

結論からお伝えします。
英語で届くビットコイン要求の迷惑メールは、100%詐欺です。
あなたのパソコンはハッキングされておらず、動画も撮られていません。

「アダルトサイトを見ている姿を録画した」
「拡散されたくなければビットコインを支払え」
そんな英語の脅迫文を突然見て、強い恐怖を感じていませんか?

しかも、過去に使っていた自分のパスワードが書かれていると、
「本物かもしれない」とパニックになりますよね。

この記事では、なぜこの詐欺が成立するのかを完全にネタばらしし、
無視していい理由・絶対にやってはいけない行動・再発防止策まで、
分かりやすく解説します。

迷惑メール 英語 ビットコインの正体【結論:詐欺】

迷惑メール 英語 ビットコインの正体【結論:詐欺】

結論から断言します。
英語で届くビットコイン脅迫メールは100%詐欺です。
あなたのパソコンがハッキングされた事実はなく、
ウェブカメラで録画された動画も存在しません。

これは「セクストーション詐欺(性的脅迫詐欺)」と呼ばれる、
世界中で確認されている迷惑メール詐欺です。
実際に、
情報処理推進機構(IPA)
も公式に注意喚起を行っています。

 

脅迫文には、
「あなたのPCをハッキングした」
「アダルトサイトを見ている姿を録画した」
「拡散されたくなければビットコインを支払え」
といった恐怖と羞恥心を強く刺激する文言が並びます。

しかし、これらはすべて事実ではありません
まずは「これは詐欺である」と理解することで、
過剰な不安やパニックから抜け出すことができます。

なぜ「あなた」が狙われたのか

「自分だけに届いたのでは?」
「何か特別な理由があるのでは?」
と感じる方が非常に多いですが、
あなた個人が狙われたわけではありません。

この迷惑メールは、完全に無差別に送信されています。
過去に流出したメールアドレスのリストを使い、
自動送信ツールで世界中に一斉配信しているだけです。

つまり、あなた以外にも全く同じ内容のメールが届いている人が大量に存在します。
ネット上で検索すると、同一文面の報告が数え切れないほど見つかるはずです。

詐欺師は、
「誰か1人でも本気にして支払えば成功」
という考えで行動しています。
あなたが特別だったわけではないという事実を知るだけで、
恐怖は大きく和らぎます。

なぜ英語とビットコインなのか

英語とビットコインが使われているのには、
詐欺師側にとって非常に合理的な理由があります。

まず英語が使われる理由は、
世界中に同じ文章をばら撒けるからです。
日本語・フランス語・ドイツ語と翻訳する手間を省き、
1つの英文をそのまま使い回しています。

また、英語の文章は
「専門的で難しそう」
「海外のハッカーっぽい」
という無意識の恐怖や権威性を演出する効果もあります。

次にビットコインが指定される理由ですが、
これは送金の追跡が困難で、
一度支払うと取り戻せないからです。
クレジットカードや銀行振込と違い、
詐欺師にとって非常に都合の良い手段なのです。

つまり、英語+ビットコインという組み合わせは、
「効率よく、足がつかず、恐怖を煽れる」
という理由だけで選ばれています。
あなたが本当にハッキングされたからではありません。

迷惑メール 英語 ビットコインの典型的な脅迫文

迷惑メール 英語 ビットコインの典型的な脅迫文

英語のビットコイン迷惑メールには、
ほぼ決まったテンプレートがあります。
一度パターンを知ってしまえば、
次に同じようなメールが来ても一瞬で詐欺だと判断できます。

詐欺師は、恐怖・羞恥心・焦りを最大限に刺激するために、
強い言葉・断定的な表現・期限付きの脅しを多用します。
しかし、内容自体は毎回ほとんど同じです。

以下で、実際によく使われている英文と、
意味をかみ砕いた日本語要約を見ていきましょう。

よくある英文と日本語要約

まずは、最も多く報告されている脅迫文の一例です。

Hello!
I have bad news for you.
I have hacked your operating system and recorded you via your webcam.
You were watching adult websites.
If you do not send Bitcoin within 48 hours, I will send this video to your contacts.

この英文を正確かつ冷静に要約すると、意味は以下の通りです。

「あなたのパソコンをハッキングし、
アダルトサイトを見ている姿をウェブカメラで録画した。
48時間以内にビットコインを支払わなければ、
その動画をあなたの連絡先に送信する。」

文章だけ見ると非常に怖く感じますが、
ここに書かれている内容はすべて嘘です。
具体的な日時・サイト名・動画の証拠が一切なく、
誰にでも当てはまる抽象的な表現しか使われていません。

他にも、以下のようなフレーズが頻繁に使われます。

  • I installed a malware on your device.
  • I know your password.
  • Do not contact the police.
  • This is your last warning.

これらはすべて、恐怖を煽るための定型文です。
意味が分からないことで不安が増幅しますが、
内容を理解すると「よくある詐欺文」だと分かります。

パスワードが書かれている理由

この詐欺で最も多くの人がパニックになるポイントが、
「実際に使っていたパスワードが書かれている」ことです。

しかし、これもハッキングではありません。

詐欺師は、過去に起きた
大規模な情報漏洩(データ流出)によって出回った
「メールアドレス+パスワード」のリストを購入・入手しています。

そして、そのリストに載っていた古いパスワードを、
脅迫文の中にそのまま貼り付けているだけです。

つまり、

  • あなたのPCに侵入したわけではない
  • 今のパスワードを見られているとは限らない
  • ウェブカメラを操作された事実もない

ということです。

ただし、過去に同じパスワードを他のサイトでも使っていた場合は、
不正ログインのリスクがあるため、
パスワードの変更・管理の見直しは必須です。

この点については、次の章で
「本当に安全か確認する方法」として詳しく解説します。

迷惑メール 英語 ビットコインへの正しい対処と再発防止

迷惑メール 英語 ビットコインへの正しい対処と再発防止

ここまで読んで「詐欺だ」と分かっても、次に残るのは
『本当に自分は安全なのか?』という不安ですよね。

結論としては、支払い・返信をしなければ被害はほぼ発生しません
ただし、メールに書かれていたパスワードが本当に過去のものだった場合、
パスワードの使い回し端末のセキュリティ状態を放置すると、
別の形でトラブルにつながる可能性があります。

この章では、今すぐやるべき行動
「やってはいけないこと」→「安全確認」→「再発防止」の順でまとめます。

絶対にやってはいけない行動

この手のメールは、相手に反応した時点で被害が拡大しやすくなります。
以下は1つでもやると危険度が跳ね上がる行動です。

  • ビットコインを支払う(支払っても終わりません。追加請求が来る典型パターンです)
  • 返信する(「生きているアドレス」だと確定し、迷惑メールが増えます)
  • 添付ファイルを開く(万一、マルウェア感染の入口になります)
  • 本文のURLをクリックする(フィッシングサイト誘導の可能性があります)
  • 個人情報を送る(氏名・住所・電話番号などは絶対に渡さないでください)
  • 焦って同じパスワードを使い続ける(不正ログインの温床になります)

対応はシンプルです。
無視して削除し、可能なら迷惑メール報告(Gmailなら「迷惑メールを報告」)を行いましょう。

「怖いから一度だけ返信して確認したい…」は最悪の選択になりやすいので、
反応しないことを徹底してください。

本当に安全か確認する方法

不安をゼロにするには、“安全だと目で見て確認する”のが一番です。
ここでは、一般の方でも実行しやすい順に手順をまとめます。

所要時間の目安:10〜30分(フルスキャンは端末性能で前後)
目標:「感染なし」「不正ログインなし」を自分で確認して安心する

  1. まずは落ち着いてメールを隔離するすぐ削除してOKですが、不安な方は「迷惑メール」フォルダに移動してから削除でも構いません。
    返信・クリック・添付は絶対にしないことだけ守ってください。
  2. 「書かれていたパスワード」を今すぐ使わない/変更するメール内にパスワードが載っていた場合、その文字列はすでに“流出済み”です。
    もし同じパスワードを他サイトでも使っているなら、最優先で変更してください。変更のコツは以下です。

    • 使い回しをやめる(サイトごとに別パスワード)
    • 12文字以上+英大文字/小文字/数字/記号の組み合わせ
    • パスワード管理ツールで自動生成・保存(例:1Password等)
  3. 主要アカウントの「不正ログイン履歴」を確認する詐欺メール自体は無関係でも、パスワード使い回しがあると別経路で被害が出ます。
    まずは影響が大きい順にチェックしましょう。

    • メール(Gmail/Outlook等):ログイン履歴・転送設定・フィルタ設定
    • Apple ID / Googleアカウント:端末一覧・ログイン端末
    • SNS(X/Instagram等):ログイン履歴
    • EC(Amazon等):注文履歴・支払い情報の変更

    見覚えのないログインがあれば、即パスワード変更+ログアウト(全端末)を行ってください。

  4. 端末をフルスキャンして「感染なし」を確認する不安を完全に消すなら、ウイルス/マルウェアのフルスキャンが最も効果的です。
    特に「添付を開いた」「URLをクリックした」「心当たりがある」場合は必須です。Windowsなら標準のセキュリティ機能でも一定の確認はできますが、より安心したい場合
    実績のあるセキュリティソフトでスキャンし、“安全”の結果表示を確認すると気持ちが楽になります。
  5. 二要素認証(2FA)を設定して再発を防ぐパスワードが漏れても、2FAがあれば突破されにくくなります。
    重要度の高い順に、メール → Apple/Google → SNS → ECで設定しましょう。
  6. 物理的な安心:ウェブカメラカバーを付ける「本当に撮られていない」と頭では分かっても、感情が追いつかない時があります。
    その場合は、数百円のウェブカメラカバーで物理的に塞ぐと、
    “もう撮られようがない”という安心を得られます。

ここまで実行できれば、あなたが得られる結論は明確です。
「このメールは詐欺」「自分は安全」と、自分の手で確認できます。

最後にもう一度だけ大事なことを言います。
支払わない・返信しない・クリックしない。
これだけで、セクストーション詐欺は成立しません。

無視した場合、その後どうなるのか

結論から言います。無視した場合、何も起きません。

この手の英語ビットコイン詐欺は、
一斉送信 → 数日待つ → 反応がない相手は切り捨てる
という仕組みで回っています。

実際、支払わなかった人に対して、
動画が送られた・拡散された・再度脅された
という実害報告は確認されていません。

理由は単純です。
そもそも動画もハッキングも存在しないからです。

多くの場合、
・数日〜1週間で何も起きない
・その後、同じ文面が別アドレスから届くか、完全に止まる
このどちらかになります。

時間が経つほど「何も起きない事実」が積み重なり、不安は自然に消えていきます。

警察や公的機関に相談すべきか

結論として、今回のケースでは警察に相談する必要はありません。

以下に該当する場合は、
「相談不要・対応完了」と判断して問題ありません。

  • ビットコインを支払っていない
  • 返信・URLクリック・添付ファイルを開いていない
  • 実際の被害(金銭・アカウント乗っ取り)が発生していない

逆に、以下の場合のみ相談を検討してください。

  • 実際に送金してしまった
  • アカウントが乗っ取られた形跡がある
  • 金銭的被害がすでに発生している

その場合は、警察ではなく
消費生活センターやIPA(情報処理推進機構)への相談が現実的です。

「怖かったから相談する」必要はありません。
「実害が出た時だけ相談する」
これが正しい判断基準です。

 

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